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ドットバイドットなデレステMV(録画もスクショも)

カテゴリ:Mobile, デレステ 投稿日:2017年2月8日

2019/05/05 追記:この記事の内容は古いです。現在はこのようなことをしなくてもMV時に自動でドットバイドットになります。

2017/02/08 19:16 録画の終了方法などの追記
2017/03/07 15:45 説明の追加

2017/02/25 00:38 音あり録画の記事(一度当記事にも目を通してください)【無料で音アリOK】ドットバイドットなデレステMV録画

お久しぶりです。いつの間にかLet’s Encrypt証明書が切れてしまっていて…今回はデレステのMVの画質の話です。ターゲットはAndroidユーザーです。

デレステのMVを動画共有サイトで検索すると必ず出てくる「ドットバイドット」という単語。どのような意味かご存知ですか?
Android版デレステは解像度を1280×720に固定しています。理由はよくわかりませんが。それに比べて、最近の端末はFHD(フルハイビジョン:1920×1080)やWQHD(2560×1440)が当たり前。Xperia Z5 PremiumやXZ Premiumは4K(3840×2160)を搭載しています。Xperia ZやX(Compact除く)は頑なにFHDを貫いていますが…
すると、たいていの端末において、1280×720のデレステ映像を無理やり画面サイズに拡大している(起動時に画面サイズと照らし合わせて倍率を決める)ので、ジャギーなどが発生してしまいます。
それを無くした映像、つまり、画面サイズと出力映像サイズが一緒、これをドットバイドットというわけです。

仕組みとしてはこんな感じです。
端=端末/デ=デレステ
起動時
端「2560×1440やで」
デ「こっちは1280×720で商売してるから、あんたのとこの画面サイズの半分の送るから適当に拡大してや」
端「りょ。2560×1440に合った画像を頼むで」
デ「はい、半分やから…1280×720やな。」
端「2560×1440」
デ「はい、1280×720」
エンドレス

では、解像度を下げておけばどうでしょう。
(予め解像度を下げておく)
端「1280×720やで(ほんまはちゃうけど)」
デ「こっちも1280×720で商売してるから、あんたんとこの画面サイズと同じのを送るわ」
端「りょ。1280×720に合った画像を頼むで」
デ「はい、同じサイズやから…1280×720やな」
(解像度を2560×1440に戻す)
端「2560×1440に合った画像を頼むで」
デ「はい、同じサイズやから…2560×1440か。」
端(やったぜ)「2560×1440」
デ「はい、2560×1440」
エンドレスアプリ終了まで有効

擬人化(?)するとただデレステがアホなだけに見えますけど機械の話なんで仕方ない。
実践しましょう。adbはOSとしてのAndroid標準のものであり、root化などは必要なく、アプリデータを弄ったりもないので違法性もありません。対象:Snapdragon 8xx以上の高性能CPUとFHDまたはWQHDまたは4Kディスプレイ搭載のスマートフォン、タブレット

adbコマンドは使えますか?adbってなんだって感じの人は多分入ってません。入れ方は他の記事をあさってください。
開発者メニュー(設定の下の方、なければ端末情報>ビルド番号を7回連続タップ(楽しい))のUSBデバッグをONにしているのを確認して端末とPCを繋いでください。
コマンドプロンプトで

adb devices

と叩くとスマホの画面に[デバッグ許可]の画面が出てくるので許可します。
そして、

adb shell wm size 720x1280

と叩きます×ではなくx(エックス小文字)、スマホの画面は縦長なので1280×720ではなく720×1280です。タブレットは調べてませんが、縦長に回転させておいてやると無難でしょう。
そして、デレステを起動し、ホームまでたどり着いたところで

adb shell wm size reset

これで本来の解像度になります。いつもと違うくっきりとした画像になっているでしょうか?
当然解像度を上げると処理が重くなり、端末に負荷がかかります。この状態でゲームをやると処理落ちの可能性があります。
また、この状態でMVを立て続けに何本も見ると、これまた温度上昇などにより途中で固まったりします。録画などの際はお気をつけください。

いきなりMVを見るのもいいですが、まずはアイドルの3Dモデルを見てみましょう。[プロデュースノート]

生(ドットバイドット)

生(通常)
上がドットバイドット(2560×1440)で下が通常です。
一目瞭然ですね。

では本題のMVへ。
今回は個人的に好きなJet to the FutureのMVを見比べてみます。YouTubeに音無しで上げました。

ドットバイドット30fps/1440p/10Mbps(肝心なこっちだけなぜか30fpsです…)今回、キャプチャ環境が貧弱(後述)なので…本当は60fpsと16Mbpsで撮りたいのですが…

標準48fps/1440p/10Mbps

一度止めて左右に見比べてみましょう。

生(ドットバイドット)

生(通常)
拡大し、PCで比較してみると…

生(1920×1080)
ここまで違うと嬉しくなりますね。

録画、スクショ方法もチェックしておきましょう。
後々の記事に詳しく
スクリーンレコード
そういうアプリもありますが、一番簡単軽快に動作するのはこれまたadbです。
スマホ側のストレージに保存されます。音無し:最高180秒:約30fps:最高約10Mbpsで、いかにもテスト用ですが、ほとんど重くならず見たまま撮れるのは魅力です。

adb shell screenrecord /sdcard/jet_to_the_future.mp4 --bit-rate 100000000

終了時はCtrl+Cで。
よく動画共有サイトに上がってるようなの(60fpsとか)はキャプチャボードなどを使ってHDMI出力しているか、PC上でデレステを起動していると思われます。
音ありで撮って上げるとJASRACが飛んでくるかもしれません。ご注意を。

スクリーンショット
音量-と電源長押しでもOKですが、adbでやるなら

adb shell screencap -p /sdcard/ss-001.png

(スマホ側のストレージに保存されます。)

USBデバッグ中はUSBメモリのように自由に中のファイルを操作することができません。なのでファイルをコピーさせるには、

adb pull /sdcard/ss-001.png Pictures

(先程のスクショをPCのピクチャフォルダに持ってくるコマンド。adb pull 元(端末) 先(PC))

以上です。